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男性の不妊症について

2.不妊症の半数は男性が原因に関与

不妊症の原因は多岐にわたります。

生殖器の構造的な問題から、染色体異常、免疫やホルモンに関する疾患、感染症など多様であり、複数の原因が絡み合っていることもあります。いろいろ検査しても10組に1組は原因不明(機能性不妊)と診断されます。

不妊症の原因が男性側のみにある場合は24%、男女双方が24%、合わせて約半数のケースで男性に原因があることが分かっています。

男性に不妊の原因がある場合を男性不妊、女性に原因がある場合を女性不妊といいます。男女ともに検査してみなければ不妊の原因を突き止めることは出来ません。

しかし、不妊に悩むカップルの多くは、まず女性がひとりで来院します。女性への検査がすべて終了し、何も問題がないと分かってようやく、説得された男性がしぶしぶ検査を受けにくる、というケースがほとんどです。女性に問題が見つかった場合にはその治療をして妊娠を待ち、結局男性は来院しないまま男性にも原因があったかどうかは闇の中です。

ずいぶんと遠回りのように見えませんか。

規則正しく月経が来ている女性では、年間の排卵は約12~13回です。女性の平均初婚年齢は29.2歳(2012年)。不妊の定義である2年間を過ぎる頃には31歳になっています。40歳以上になると流産率は40%以上に上りますし、39歳以上では何らかの染色体異常を持つ子どもの割合は100人に1人との報告があります。

39歳までの妊娠を望むのであれば、排卵は8年間で約100回です。もともと妊娠する/させることの出来る男女がタイミングを合わせても、一回の排卵につき妊娠する確率は25%程度です。自然に任せていては8年間でも25回しかチャンスがないのです。女性が焦るのにはこうした背景があります。

年齢が上がれば上がるほど不妊治療の成功率は低下し、リスクが高くなります。不妊症かな?と思ったら、出来るだけ早く、最初からカップルで受診することが最も効率的なのです。
  1. 不妊症とは
  2. 不妊症の半数は男性が原因に関与
  3. 男性不妊の原因とは
  4. 男性不妊の検査の実際
  5. 男性不妊の治療の実際
  6. 乏精子症と診断されて ~男性不妊の当事者から~
  7. 不妊症に関する公的支援

 

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