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男性の不妊症について

3.男性不妊の原因とは

男性不妊の原因は、以下の3つに大別されます。

①精子を造る機能が十分でない
②精子を造る機能は正常だが、精子が精液に出てこない
③精子は造られ精液として射精されるが、正常に機能しない

これらはいずれも精子に関わる障害です。しかし射精は正常に行われるため、自覚症状がありません。

性機能障害(勃起障害、性交障害、射精障害)は性行為自体に関わるため、本人の自覚症状もあり、精子に関わる障害とは分けて考えられます。

精子に関わる障害の中では①が最も多く、男性不妊全体の70~90%を占めるといわれています。しかしそのほとんどは原因不明です。

①の中でも原因不明の次に多いのが精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)です。陰嚢の周りの血管異常により、精子を造る適温(33℃前後)が保てなくなってしまい起こります。

男性が何らかの染色体異常を持っている場合にも、精子が造れないことがあります。染色体の一部欠損や、通常より染色体が1本多いクラインフェルター症候群という疾患が見つかることがあります。

精子は陰嚢の中で造られた後、精管と尿道を通って体外に排出されます。この経路のどこかが欠損していたり閉塞していたりすると、精液中に精子が出てこず、②となります。生まれつきの場合や過去の手術、細菌感染が元になって起こるものがあります。

③は、一般精液検査(後述)において所見が基準を満たしているにも関わらず、受精に至らないものです。免疫システムの異常や、クラミジア等の性感染症によって起こることがあります。

  1. 不妊症とは
  2. 不妊症の半数は男性が原因に関与
  3. 男性不妊の原因とは
  4. 男性不妊の検査の実際
  5. 男性不妊の治療の実際
  6. 乏精子症と診断されて ~男性不妊の当事者から~
  7. 不妊症に関する公的支援

 

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