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男性の不妊症について

4.男性不妊の検査の実際

男性不妊の検査は、女性よりも身体的負担が軽いのが特徴です。

1)問診
精子を造る機能は高温環境や放射線被ばくにより低下するため、労働環境や、不妊の原因となる手術歴、おたふくかぜなど感染症の既往も聞かれます。家族が遺伝性の疾患を持っていないか、またセックスレス傾向にある現代では頻度や性機能障害の有無などについても問診されます。

2)診察
内科的な疾患や、男性らしい体つきの程度など全体的な診察に続き、必要に応じて局部の診察も行います。陰嚢の大きさや硬さは精子を造る機能を把握する上で重要です。尿道下裂や停留精巣など生まれつきの異常、精索静脈瘤、腫瘍や炎症がないかを調べます。

3)精液検査
精液検査は、一般精液検査と精子機能検査に分かれますが、検査を受ける側には違いはありません。2~7日間の禁欲期間をおいて自分で用手的に、つまりマスターベーションを行って精液を採取します。

採取する場所は基本的には病院です。不妊治療を行う施設の多くには専用の個室があります。施設で採取が難しく自宅が近い場合には、自宅で採取することもあります。その場合、精液は20~40℃(通常は下着の中など)で保温し、採取から1時間以内に届ける必要があります。検査は通常2~3回行われます。

一般精液検査では精子の形態や数、濃度、運動の様子を、精子機能検査では受精する能力があるかどうかを調べます。

4)その他
必要に応じて採血(ホルモン検査、染色体検査)、陰嚢の組織検査が行われます。

  1. 不妊症とは
  2. 不妊症の半数は男性が原因に関与
  3. 男性不妊の原因とは
  4. 男性不妊の検査の実際
  5. 男性不妊の治療の実際
  6. 乏精子症と診断されて ~男性不妊の当事者から~
  7. 不妊症に関する公的支援

 

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